つれづれなるままにタイ語

タイ語の勉強&タイ関連本レビュー

書評:「タイ語の覚え方・使い方 Book2」

Book1に続きBook2の紹介です。レイアウトなどはBook1とほぼ同じですが、Book1が具体的な単語の強化を主体においていたのに対し、こちらは文法・語法事項の解説がメインです。 

とにかく説明が論理的です。日本語のような膠着語でもドイツ語のような屈折語でもない、つまり単語さえ覚えれば結構何とかなるタイ語において、ここまで体系化して説明しているのは素晴らしいです。特にเป็นとคือの使い分けについては実に13ページも割いています。

ただ、こうした説明が万人に必要かどうかというとやや疑問も残ります。タイ語を必要としているレベルは個々人により全く異なるので、日常的な会話さえできれば良く、マニアックな単語もたくさん覚える必要はないという方にはオススメしません。あくまでタイ語をそこそこ高度なレベルで必要とし、そのために理解を深めたいという方のための本です。

基本的な文法解説書としてはタイ語の基礎とこのBook2さえあれば事足りるとは思いますが、さらに細かく知りたい人のためには最強の文法書も存在します。これに関してはまた後日。

タイ語の覚え方・使い方Book〈2〉

タイ語の覚え方・使い方Book〈2〉

 

 定価1800円+税

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書評:「タイ語の覚え方・使い方 Book1」

この本に出会ったのは大学の図書館。タイ語を勉強し始めてから1年あまりが経過し、タイ語の基礎も一通りやってしまった頃、何か面白い本はないかと語学コーナーをふと覗いてみたときのこと。おそらく、本屋で見かけたら多くの人が手に取らないであろう飾り気の全くない古臭い表紙。それにも関わらず、その時なぜ僕がこの本を読もうとしたのか正直覚えてませんが、10数ページ程めくっていくうちに目から鱗が落ちました。なぜ他のタイ語の本はこのような解説をしてくれなかったのか、それ程インパクトが強かったです。理系頭のせいか語学の学習においても体系的な説明を好む僕にとっては、同じく理系のこの筆者の説明が非常にしっくりきました。その後アマゾンにてBook2と共に購入。

Book1の内容としては、表紙に「単語倍増計画」などといつぞやの首相みたいな標語が掲げられている通り、単語力の増強を主目的としています。いきなり1700語も覚えさせるとかいうなかなかスパルタな指導ですが、正直一回目に全部覚えきる必要はないでしょう。とはいえ、語学の勉強の大半は単語の暗記になる(僕の勝手な考えです)ので、まずとにかく単語力を強化するという方法論もある意味正しいのかもしれません。

一つ一つのLessonの特徴は、語の成り立ち・分解、似た語の使い分けや対義語を重視して説明している点です。例えば「終わる」ならばเสร็จ、จบ、เลิกのニュアンスの違いについて書かれていたりします。また図が豊富で、その語をイメージと共に暗記できます(高校生用の英単語帳に「東大英単語鉄壁」というものがありますが、あの本に近い作りです)。

全くの初心者がこの本から勉強し始めるのは、量的な意味でもなかなか大変かもしれません。また、音声が付いていないという意味でもあまりオススメできません。ですが、数ヶ月以上学習してある程度タイ語の基本が分かってきた段階でこの本に手を出せば、さらに理解が深まることと思います。中級者以上の方にも自信を持ってオススメできます。

ただ一点、どうしても惜しいのが解説文がアルファベット表記のみであるということです。タイ文字を覚えずに学習する人にも配慮してでのことだと思いますが、やはり慣れてくるとタイ文字を使ってでの学習が不可欠になるでしょうし、そこは併記して欲しかったところです(一応各Lessonのまとめに単語のタイ語表記はありますが)。

ちなみに、僕としてはBook1よりも文法重視のBook2の方を先に買っても良いかと思っています。Book2の内容についてはこちらをどうぞ。

タイ語の覚え方・使い方Book〈1〉

タイ語の覚え方・使い方Book〈1〉

 

定価1900円+税 

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書評:「物語タイの歴史ー微笑みの国の真実」

中公新書の「物語」各国史シリーズのタイ版。古代史から、2006年クーデターの頃までを範囲としています。作者はタイ近現代の鉄道史専門とあって、政治史だけでなく経済史・社会史にも広く言及されています。

歴史書というものは理工書などに比べとかく筆者の考えが反映されやすく、特に近現代史に至っては同時代・同事件を扱っていても本により正反対の主張が見られることなど頻繁ですが、この本は比較的中立的な立場から書かれたのではないかと思われます。殊更な誇張化や類型化もなく、事実を淡々と述べるような良くも悪くも教科書的な語り口です。その意味では万人向けの本だと言えます。

古代史に関しては内容が薄く(そもそもタイでも史料がほとんど見つかっていない)、スコータイ朝やアユッタヤー朝も良く知られている伝説などの紹介程度で、あっと言う間に終わります。ほとんどは19世紀、特にラーマ4世以降の話がメインとなります。帯に書いてある「世渡り上手」の意味は、読んで頂ければわかると思います。特に二次大戦直後のプリーディーの話はなかなか面白いです。

1973年クーデター以降、クーデターはなぜ何度も繰り返されるのか、国王がタイ国にとってどのような役割を果たすことになったのかなど、現代タイを理解する上で必要最低限の情報はここに大体書かれています。この本の執筆後の10年間でタイ社会はまた目まぐるしい動乱に巻き込まれていくことになりますが、そうなるに至った背景はほとんどが2006年クーデターまでの時期に用意されています。タイの文化だけでなく、タイ国そのものに興味を持ち始めた方はぜひ最初の一冊として読まれるとよいかと思います。

物語タイの歴史―微笑みの国の真実 (中公新書 1913)

物語タイの歴史―微笑みの国の真実 (中公新書 1913)

 

 定価920円+税

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タイニュース:理学部を選ぶ子供達

เด็กเลือกเรียนต่อคณะวิทย์ลดฮวบ

วันนี้ (5 พ.ค.) รศ.ปกรณ์ เสริมสุข คณบดีคณะวิทยาศาสตร์มหาวิทยาลัยธรรมศาสตร์ (มธ.) เปิดเผยว่า ปัจจุบันนักเรียนให้ความสนใจสมัครเข้าเรียนต่อคณะวิทยาศาสตร์ในทุกมหาวิทยาลัยลดน้อยลง เนื่องจากมองว่าเป็นคณะที่เรียนยากจบแล้วหางานยาก และมีเส้นทางอาชีพค่อนข้างน้อย ซึ่งคณะวิทยาศาสตร์ มธ.ก็ประสบปัญหานี้เช่นกัน แม้แต่ละปีจะมีผู้สมัครเกินจำนวนรับ แต่เมื่อผ่านการคัดเลือกแล้วก็พบปัญหานักเรียนสละสิทธิ์ ทำให้ได้ผู้เรียนไม่ครบตามเป้าหมายที่กำหนด

今日(5月5日)、タンマサート大学の理学部長ปกรณ์ เสริมสุข准教授は明らかにした、理学部に入って勉強しようという興味を持っている学生は現在減っていると。勉強が難しく、卒業しても仕事が探すのが難しく、キャリアパスも大分少ないと思われているからである。タンマサート大学理学部でも同じ問題を抱えている。毎年定員を上回る応募があるものの、選考が終わった後に辞退する生徒がいるという事態に遭遇し、目標通りの学生数を得られなくなる。

 

ขณะเดียวกันยังพบว่า นักเรียนที่จบสายศิลป์-คำนวณ ที่เลือกเรียนคณะวิทยาศาสตร์บางส่วน ต้องออกกลางคัน เนื่องจากเรียนไม่ไหว เพราะนักศึกษาชั้นปีที่ 1ทุกคนต้องเรียนวิชาวิทยาศาสตร์พื้นฐานได้แก่ ฟิสิกส์ เคมี และชีววิทยา ทำให้เด็กที่จบสายศิลป์-คำนวณ ต้องเรียนหนักขึ้น เพราะมีพื้นฐานด้านวิทยาศาสตร์ไม่แน่นเท่านักเรียนที่จบสายวิทย์ จึงทำให้เหลือผู้เรียนในคณะวิทยาศาสตร์ลดน้อยลงไปอีก

同時に、高校で文理系を卒業して理学部を選んだ生徒の一部は、勉強に耐えられなくて辞めなければならなくなる。なぜなら、一年生はみな基本的な科学、つまり物理、化学、生物を学ばなければならず、文理系を卒業した生徒にとってはきつくなる。科学の基礎知識が理系を卒業した生徒ほどしっかりとしていないからであって、結果理学部に残る生徒をさらに少なくする。

 

 “การประชุมสภาคณบดีคณะวิทยาศาสตร์แห่งประเทศไทย ในเดือนพฤษภาคมนี้ จะมีการหารือถึงแนวทางการส่งเสริม และจูงใจให้นักเรียนหันมาเลือกเรียนต่อคณะวิทยาศาสตร์เพิ่มมากขึ้น รวมทั้งจะชี้แจงให้สังคมเห็นถึงเส้นทางอาชีพเมื่อเรียนจบคณะวิทยาศาสตร์ด้วย อย่างไรก็ตามขณะนี้รัฐบาลมีนโยบายThailand Startup ส่งเสริมการคิดค้นนวัตกรรมใหม่ๆ เพื่อนำมาต่อยอดและส่งเสริมให้เกิดเป็นธุรกิจต่อไป จึงเป็นโอกาสดีที่จะเร่งส่งเสริมให้คนรุ่นใหม่หันมาเรียนคณะวิทยาศาสตร์มากขึ้น เพื่อร่วมกันพัฒนาประเทศชาติ” รศ.ปกรณ์ กล่าว 

今月5月に開かれるタイ理学部学部長会議で、学生達が理学部で勉強することを選ぶよう奨励する指針について協議する。理学部卒業後のキャリアパスについての説明も含めてだ。いずれにせよ、現在政府は Thailand Startupという新しい技術革新の発見を奨励する政策があり、(高みへと導き経済発展を促進する?)目的である。その結果、国の発展のために新しい世代の子供達に理学部で勉強させようと促す良い機会となる、とปกรณ์准教授は語った。

www.dailynews.co.th

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書評:「超基礎タイ語単語540+チェンマイ語・イサーン語・南タイ語」

タイ語単語帳の本は数多くあっても、方言に関する本はおそらくこの本くらいしか存在しないのでは?というかなりのレア本です。あの有名なタイ語教室のTLSからの出版です。

全部で27のジャンルに分けられており、単語そのものは基本的なものが多く、ある程度学習した人にとっては知っているものが多いかもしれませんが、中には野菜果物だけで一つのジャンルになっていたり、どのような基準で収録単語を選んだのかやや不思議なところもあります。各単語とも標準語に加え北部・東北部・南部方言合わせて4つずつ載っているというのはすごいです。地域の方言に絞っていくつかの単語を見ていくと、「ああ、こういう発音上の特徴があるのか」というのが何となく見えてくるような気がします(とはいえ、僕も全く話せませんし聞き取るのさえ困難なことがほとんどです)。

付属のCDは基本的には文章ではなく、あくまで単語のみなのが少し残念ですが、聞いているだけでも十分に楽しめます。特に日常でよく使う単語ほど標準語との差が激しかったりするので、次第に混乱し始めること請け合いです。もちろん、初学者には全くオススメできません。

地方出身者の友達がいれば、ぜひとも話のネタに使ってみるといいと思います。バンコク人に対しても、この本に載っている方言を使って笑いを取ることができます。一番鉄板なのは、マイペンライไม่เป็นไร の代わりにボーペンニャンบ่อเป๋นหยังを使うことでしょうか笑

超基礎タイ語単語540+チェンマイ語・イサーン語・南タイ語

超基礎タイ語単語540+チェンマイ語・イサーン語・南タイ語

 

 定価1700円+税

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書評:「タイ行ったらこれ食べよう!」

 今年(2016年)の初頭に出版されたばかりの新しい本。様々なタイ料理の紹介がされています。タイ料理関連本は世に数多とありますが、この本の特徴は店の紹介ではなく料理そのものの紹介に重点が置かれているということ。タイ旅行中に屋台の店で自力で注文しろと言わんばかりの、見かけによらずなかなか硬派な本です。一応撮影店の地図も最後に載っていますが、本当におまけ程度で正直あまり参考になりません(美味しいものは自分の足で探しに行け、という意味だと僕は好意的に解釈しています)

ジャンルとしては「野菜もの」「ごはんもの」「カレー・スープもの」「おかず」「麺もの」「小腹にドン」と6種類に分類されています。目次の次のページからは3ページにわたり料理に関するタイ語がずらり…タイ語の学習本としても有効利用できます。

肝心の料理としては、カオマンガイパッタイなどの定番ものから、友人のタイ人をして知らないと言わしめたマニアックなものまで、70種類以上が掲載されています。普通のレストラン食に飽きてきた方、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

タイ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。

タイ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。

 

 定価1400円+税

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書評:「タイ鉄道散歩」

 飛行機や車などの書籍でも有名なイカロス出版の本。アマゾンで見かけて即ポチりました。去年(2015)の春先に「世界の車窓から」でタイが放映されていましたが、それを見損ねてしまった人には是非オススメです。

路線としては、あの悪評に満ちた(!?)タイ国鉄がメインです。北本線(チェンマイなど)、東北本線(イサーン)、メークローン線、東本線(アランヤプラテートなど)、南本線(カンチャナブリー、ハートヤイなど)、それにおまけとしてバンコク中心部の鉄道BTS、MRT、ARLも若干載っています。

とにかく写真が豊富で、それこそ「世界の車窓から」を見ているような気分になります。旅行ガイドブックとしてでなく、読み物として楽しめると思います。電車好きの僕としてはかなりわくわくします(チェンマイから3等席で15時間かけてバンコクまで行くくらいなので…笑)。筆者の方も自分自身で写真など撮って回ったようで、タイ鉄道への愛が伝わってきます。筆者いわく、「鉄堂を利用した旅を楽しむ人」向けだそうです。

タイリピーターの方で普通の旅には飽きてしまった方にはぜひオススメです。本の最初に国鉄の乗り方案内や注意点、最後に簡単な会話集も載っています。時刻表も載っていますが、一部現在と違うもの(メークローン線など)があったりするので要注意です。というかタイの電車に時刻表通りの運行を求めるのも無粋というものですね笑

タイ鉄道散歩 (列車に乗ってタイ全土を自由に旅しよう)

タイ鉄道散歩 (列車に乗ってタイ全土を自由に旅しよう)

 

 定価1524円+税

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