つれづれなるままにタイ語

タイ語の勉強&タイ関連本レビュー

書評:「タイ語の覚え方・使い方 Book1」

この本に出会ったのは大学の図書館。タイ語を勉強し始めてから1年あまりが経過し、タイ語の基礎も一通りやってしまった頃、何か面白い本はないかと語学コーナーをふと覗いてみたときのこと。おそらく、本屋で見かけたら多くの人が手に取らないであろう飾り気の全くない古臭い表紙。それにも関わらず、その時なぜ僕がこの本を読もうとしたのか正直覚えてませんが、10数ページ程めくっていくうちに目から鱗が落ちました。なぜ他のタイ語の本はこのような解説をしてくれなかったのか、それ程インパクトが強かったです。理系頭のせいか語学の学習においても体系的な説明を好む僕にとっては、同じく理系のこの筆者の説明が非常にしっくりきました。その後アマゾンにてBook2と共に購入。

Book1の内容としては、表紙に「単語倍増計画」などといつぞやの首相みたいな標語が掲げられている通り、単語力の増強を主目的としています。いきなり1700語も覚えさせるとかいうなかなかスパルタな指導ですが、正直一回目に全部覚えきる必要はないでしょう。とはいえ、語学の勉強の大半は単語の暗記になる(僕の勝手な考えです)ので、まずとにかく単語力を強化するという方法論もある意味正しいのかもしれません。

一つ一つのLessonの特徴は、語の成り立ち・分解、似た語の使い分けや対義語を重視して説明している点です。例えば「終わる」ならばเสร็จ、จบ、เลิกのニュアンスの違いについて書かれていたりします。また図が豊富で、その語をイメージと共に暗記できます(高校生用の英単語帳に「東大英単語鉄壁」というものがありますが、あの本に近い作りです)。

全くの初心者がこの本から勉強し始めるのは、量的な意味でもなかなか大変かもしれません。また、音声が付いていないという意味でもあまりオススメできません。ですが、数ヶ月以上学習してある程度タイ語の基本が分かってきた段階でこの本に手を出せば、さらに理解が深まることと思います。中級者以上の方にも自信を持ってオススメできます。

ただ一点、どうしても惜しいのが解説文がアルファベット表記のみであるということです。タイ文字を覚えずに学習する人にも配慮してでのことだと思いますが、やはり慣れてくるとタイ文字を使ってでの学習が不可欠になるでしょうし、そこは併記して欲しかったところです(一応各Lessonのまとめに単語のタイ語表記はありますが)。

ちなみに、僕としてはBook1よりも文法重視のBook2の方を先に買っても良いかと思っています。Book2の内容についてはこちらをどうぞ。

タイ語の覚え方・使い方Book〈1〉

タイ語の覚え方・使い方Book〈1〉

 

定価1900円+税 

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